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窯業系サイディングの6つのメリットと3つのデメリットを徹底解説!


窯業系サイディングは人気の高い外壁材で、現在の主流となっています。ではなぜ住宅の外壁に窯業系サイディングが広く使われているのでしょうか?

本記事では窯業系サイディングの特徴とメリット・デメリットをひとつずつ詳しく解説し、その人気の理由をご紹介します。住宅の外壁にサイディングの採用を検討されているのであれば、ぜひ窯業系サイディングの魅力を知っていただければと思います。

サイディングとは?

サイディングは「下見板」や「羽目板」とも呼ばれる外壁材で、板を横に貼り重ねて張る(これを下見と呼ぶ)構造になっています。ちなみに外壁材は「貼る」ではなく「張る」と書くのが正解です。

従来、住宅の外壁材には砂・セメント・水を混ぜ合わせて作られる「モルタル」が広く使われていましたが、現在は低価格でデザインの自由度が高いサイディングが主流になっています。モルタルの欠点である施工費と施工期間の長さと解決したのがサイディングです。

サイディングは大きく分けると以下の4種類があります。

・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング

それぞれの原材料は特徴が異なるため、住宅の構造や地域の風土などに合わせて選ばなければなりません。住宅に合った種類を選択した上でデザインを選ぶのが望ましいです。

また、各サイディングは価格やメンテナンス性も異なるため、それぞれの特徴を知った上でベストな種類をお選びいただければと思います。

窯業系サイディングとは?

窯業の読み方は「ようぎょう」です。窯業は粘土、ケイ砂、石灰岩といった非金属原料を高熱処理で製造する工業のことで、窯(かま)を利用して製造されることから窯業と呼ばれています。

窯業で製造される製品は、ガラス・セメント・煉瓦・陶磁器・琺瑯(ほうろう)などです。これらの製品は総じてセラミックスと呼ばれます。

窯業系サイディングは原料にセメント質や繊維質を使ったものです。セメントに繊維を加えることで補強効果が高まり、薄い板でも十分な強度が得られます。

窯業系サイディングのメリット


窯業系サイディングは以下のようなメリットがあります。

・防火性に優れている
・耐震性に優れている
・デザインのバリエーションが豊富
・コストパフォーマンスに優れている
・施工期間が短い
・品質が安定している

【防火性に優れている】

窯業系サイディングは種類によって耐火等級が異なりますが、最高レベルである4等級に対応している製品もあります。窯業系サイディングは耐火性能の高い素材を使っているため、基本的な防火性は高いです。

【耐震性に優れている】

窯業系サイディングは耐震面においてもモルタルよりも優れています。その理由は、窯業系サイディングの重量はモルタルと比べると半分以下であるため、地震発生時の揺れで住宅にかかる負担を軽減できるからです。

窯業系サイディングは脱落しにくいため、地震で剥がれた外壁材による二次災害の火災を防ぐ効果もあります。地震の二次災害防止も住宅の防災を考える上で非常に大事となるため、この点もぜひ覚えておいてください。

【デザインのバリエーションが豊富】

窯業系サイディングは、デザインのバリエーションが豊富であるというのも大きなメリットです。成形性が高く、さまざまなデザインの製品が発売されています。

煉瓦・タイル・石柄・木目・ラインなど、好みに合わせて柄を選べるのでデザインの自由度が高いです。こうしたデザインバリエーションの豊富さは窯業系サイディングが選ばれる一番の理由ともいっていいかもしれません。

外壁材は住宅の外観を決める大事な部分ですので、どうせならデザインにこだわって選びたいですよね。もちろん外壁材としての性能も大事ですが、デザイン性も兼ね備えることでより満足度の高い外観に仕上げられます。

【コストパフォーマンスに優れている】

窯業系サイディングはモルタルと比べると導入コストが安いです。コストパフォーマンスに優れていることから、多くの住宅で窯業系サイディングが使われています。

住宅の外壁はコストがかかる部分ですので、できるだけ安く抑えたいところですよね。上述したように窯業系サイディングはコストが安いだけでなく、防火性・耐震性にも優れているため、コストの安さと性能の両方を兼ね備えています。

【施工期間が短い】

施工期間が短いのも窯業系サイディングを採用するメリットです。サイディングボードは工場で生産したものを使うため、現場での工期を短くできます。

【品質が安定している】

また、サイディングボードを工場で生産することにより、品質が安定するのも窯業系サイディングの良さです。モルタルは職人の技術によって仕上がりに差が生じますが、窯業系サイディングは工場で同じ品質のものを生産するため、仕上がりにムラが生じません。

もちろん下地やシーリングの施工技術によって品質に差が出ますが、素材自体の品質は均一なので安心です。

窯業系サイディングのデメリット

窯業系サイディングには以下のようなデメリットがあります。

・サイディングボード自体には防水性能がない
・熱を吸収しやすい(蓄熱性が高い)
・シーリング(コーキング)のメンテナンスが必要

【サイディングボード自体には防水性能がない】

窯業系サイディングボードで使われているセメント質は水を吸収する性質があるため、サイディングボード自体には防水性能がありません。そのため窯業系サイディングを施工する際は塗装による防水加工が必要です。

金属系サイディングは防水性が高いため、窯業系サイディングは防水性能では劣ってしまいます。しかし、金属系サイディングにも塗装が必要ですし、窯業系サイディングは塗装をすれば防水できるため、それほど大きなデメリットではないと言えるでしょう。

外壁の防水性を維持するための塗膜は経年劣化によって防水性能が低下していくため、定期的なメンテナンスが必要です。塗膜が劣化しているのに塗り直しをしないと、サイディングボード自体が劣化して張り替えをしなければならなくなります。

サイディングボードの張り替えは塗装の塗替え以上に費用がかかりますし、外壁から住宅内部まで雨漏りが進行しているとリフォーム費用はかなり高くなるでしょう。窯業系サイディングを外壁材に採用するのであれば、定期的に塗装を塗り替えるようにしてください。

【熱を吸収しやすい(蓄熱性が高い)】

窯業系サイディングの原料であるセメント質は熱を吸収しやすい性質を持っているため、夏は蓄熱によって表面温度が非常に高くなります。外壁が熱を持つと室温が上がってしまうため、窯業系サイディングの遮熱性は低いです。

蓄熱を防ぐには、断熱材を使うか遮熱・断熱塗料を使う必要があります。新築や張り替えをするなら断熱材を施工し、塗装の塗り替えであれば遮熱・断熱性能を持つ塗料を使うようにしましょう。

【シーリング(コーキング)のメンテナンスが必要】

シーリング(コーキング)というのは外壁材の目地や隙間を埋めるために合成樹脂などを充填することです。シーリングを施すことで目地から雨が入り込むのを防ぎます。

シーリングは経年劣化するため定期的にメンテナンスをしなければなりません。サイディングボード自体が劣化していなくてもシーリングにひび割れや破損といった症状が現れると補修をする必要があります。

塗装の塗り替えと合わせてシーリングのメンテナンスの手間がかかるのが窯業系サイディングのひとつのデメリットと言えるでしょう。

窯業系サイディングのメンテナンス


窯業系サイディングボード自体の寿命は約30〜40年とされているため、メンテナンスフリーであると思われている方が多いかと思いますが、実はそうではありません。上述したように窯業系サイディングには目地を充填するシーリングと防水加工のために塗装を施すため、これらのメンテナンスが必要となります。

シーリングの補修の目安は7〜8年、塗装の塗り替えは10年くらいが目安です。サイディングボードを長持ちさせるのであれば、シーリングと塗装を定期的にメンテナンスしてください。

ここで注意していただきたいのは、シーリングと塗装のメンテナンスのタイミングです。

それぞれメンテナンスの時期と劣化の進行具合が異なるので難しいところですが、外壁の補修には足場の組み立てが必要となるため、シーリングと塗装の補修を一緒に依頼して足場台を節約するという手もあります。リフォームの手間も一度で済みますし、メンテナンスのサイクルとそれぞれ別に管理せずに済むため、同時補修を考えてみてください。

DIYでシーリングや塗装を補修することもできますが、施工が甘いと効果の持続性が低くなってしまうため劣化がしやすくなります。それに外壁の補修には足場が必要となるため、安全のためにも無理はしないほうがよいでしょう。

サイディングボード自体が劣化すると、ひび割れ、破断、剥離、カビといった症状が現れます。これらの劣化症状を放置しておくとどんどん修繕費が高くなってしまうため、早めにメンテナンスをしておきましょう。

おわりに

窯業系サイディングはコストパフォーマンスに優れていること、デザインバリエーションが豊富であることが人気の理由です。防水性能は塗装でカバーできますし、多くの外壁材は定期的な塗装の塗り替えを必要とするため、デメリットはそれほど大きなものではないと言えるでしょう。

サイディングを外壁材に採用するのであれば、窯業系の他に金属系、木質系、樹脂系もありますので、それぞれの特徴を比較しながらベストな素材を選んでくださいね。

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