地元密着業者は安い?

この記事の監修者

佐伯 明彦 (株式会社ソラ SOLA)

所有資格外壁診断士

外壁施工において構造性能や耐火耐久性能など外壁塗装をお考えの方に対して アドバイスをおこなっております。


地元業者と大手業者のメリット・デメリット

 
皆さんは外壁塗装が必要になったとき、大手業者か地元業者のどちらに依頼するか、悩んだことはあるでしょうか。大手業者、地元業者、それぞれメリット・デメリットがあり、初めての場合は特に判断がつきづらい問題です。
 今回はそれぞれの特徴を簡単にまとめてみましたので、後悔のない外壁塗装のため、ぜひご一読いただければと思います。

1.大手業者に外壁塗装を依頼するメリット・デメリット

大手業者に外壁塗装を依頼するメリット

・大手だからこその圧倒的な実績数

 
大手業者の最大のメリットはやはり圧倒的な実績数です。大手だからこそ各地域に拠点を置き、様々な地域で実績を作るわけですから、地域密着型の地元業者よりは実績数があって当然かもしれませんね。
 
豊富な実績数がある、ということは、トラブルの対応力が高い、ということにもつながります。人の手で行う外壁塗装は、人為的ミスが絶対におこらないとは言えません。だからこそ、様々なトラブルを経験しているであろう大手業者は、その対応力の高さが安心材料となります。

・大手ならではの保証面での安心感

外壁塗装は一度行うと、次回の塗装は10年以上先のこととなります。『前回塗装工事を頼んだ業者に、外壁塗装を依頼しようとしたけど倒産していた…』と言ったことも、大手業者なら可能性が限りなく低くなります。
 
簡単には倒産しない大手業者なら何かあったときの保証対応も、『会社がないので保証対応できません』と言った困った事にもならないでしょう。

大手業者に外壁塗装を依頼するデメリット

・費用が高額になりがち(中間マージンの存在)
 
大手業者では外壁塗装などを下請け業者に依頼することが多いのも事実です。もちろん全ての大手業者に当てはまるわけではありませんが、そのことから仲介手数料が発生して、結果的に施工金額が高額になることがほとんどです。

・下請け業者の存在(施工は別業者なので伝達不足になることも…)
 
契約を行う際の業者と、実際に施工する業者が違うわけですから、もちろん現場への伝達がうまくいかない、なんてこともあり得ます。各工程で担当業者が異なれば、その度に現場の人間が入れ替わり、結局気になった点は誰に言えば良いのか?となってしまう場合も。
 もちろん窓口は契約をした大手業者なのですが、結局伝えたいことが伝わらなかったら本末転倒です。色んな業者が多く関わるというのは安心の反面、こういった不安要素もでてくるのです。

2.地元業者に外壁塗装を依頼するメリット・デメリット

地元業者に外壁塗装を依頼するメリット

・大手と比較すると安価で外壁塗装工事が可能
 
大手業者は下請け業者の存在から仲介手数料が発生するのに対し、地元業者は自社施工であることがほとんどです。その為、施工費以外の費用(ここでは仲介手数料のこと)が発生しないので、大手業者に比べると安価で外壁塗装が可能となります。

・地域性にあった外壁塗装
 
地域特有の寒さ熱さ、雪や風、海の近くなら塩害などの対策は外壁塗装工事に必要不可欠となります。地域に根差した地元業者であれば、その地域の特性に合わせた塗料・塗装方法で施工してくれるので、建物にとって最良の外壁塗装を施してくれる可能性が高くなります。

・地元だからこそすぐに駆け付けられる
 
これは言わずもがなです。地域密着型=何かあったときに駆け付けられる距離=トラブル時も安心ということです。

地元業者に外壁塗装を依頼するデメリット

・優良業者を選ぶ難しさ
 
大手業者であれば一度は耳にしたことがある会社だったりしますが、地元業者ははじめて知る会社名がほとんどではないでしょうか。その場合は『優良業者なのか』『信用できるのか』判別がつかないことが多々あります。
 
そこで、以下では優良業者を見極めるポイントを簡単にお伝えしていこうと思います。

3.外壁塗装の業者選びのコツ

・素人でも分かりやすい見積書か?
 
見積書はそもそも誰の為に作るものかといえば、それはもちろん、お客様の為です。そのお客様が見にくい、分かりにくい見積書を提示する業者は正直良い業者とは言えません。

【良くない例】
 ・項目が詳細に書かれていない
 ・作業ごとに金額が書かれていない
 ・メーカー名、材料名が書かれていない
 ・塗り回数が書かれていない
 ・詳細な塗装箇所が書かれていない
 ・説明のできない経費が計上されている
 ・塗らないものが書かれていない

こういった見積書を出す業者は注意が必要です。

・自社職人だとより安心
 
ここまで大手業者、地元業者についてお話していますが、結局のところ『誰が塗装をしてくれるか』が大切です。地元業者でも下請け業者を雇って塗装をお願いするケースも確かに存在します。
塗装職人の腕によっては『本当は10年もつ塗料が5年で剝がれてきた』なんてことにもなりかねません。だからこと確かな技術を持った自社職人がベストな選択と言えます。

・一級塗装技能士などの資格保有
 
この一級塗装技能士の受験資格は塗装の実務経験7年以上、豊富な実務経験があっても筆記試験が日常の塗装作業ではほとんど出てこない内容のものばかりなので、実技は受かっても筆記で落ちる職人が非常に多いです。
 実技試験ではハケ・ローラー・吹付等、一通りの塗装技術が試験科目になっているので一級塗装技能士の資格をもっていれば、一定水準以上の技術と知識を持った職人と判断できるでしょう。

・その地域での外壁塗装の実績が豊富か?
 
単純に『実績が豊富です!』と謳っている業者を選ぶのではなく、本当に実績があるか確認するのも重要です。簡単な確認方法は自社サイトなどで施工実績が掲載されているか、該当の地域での実績掲載数はどれぐらいかを見ていく方法があります。
 
地元に根付いた業者は地元に施工実績が多いですし、始めて間もない業者だとエリアが定まってなく実績がポツンとしていて「○○県全域」など、あいまいな表記である傾向があります。

4.【まとめ】大手業者or地元業者?外壁塗装はどこに依頼するのが正解?

 
結局は大手業者も地元業者もそれぞれ一長一短です。外壁塗装を依頼する際にご自身が何に最も重点を置くのか。その優先順位をしっかりつけておくことが重要となります。

そして、複数の業者で相見積を行うこと、面倒くさがらずにしっかりとポイントを確認することを忘れずに、納得のいく外壁塗装を実現しましょう。

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