最重要項目!?プライマー塗装の重要性を知ってるかい?

この記事の監修者

佐伯 明彦 (株式会社ソラ SOLA)

所有資格外壁診断士

外壁施工において構造性能や耐火耐久性能など外壁塗装をお考えの方に対して アドバイスをおこなっております。


外壁塗装には、プライマー塗装という工程があることを知っていますでしょうか?

プライマー塗装は、外壁塗装の最終的な仕上がりにも影響する大切な工程のひとつです。

しかし、施主側は、見積書などでその言葉をはじめて目にするというケースが多いと思います。

そこで今回は、そんな重要な工程であるにもかかわらず、あまり知られていないプライマー塗装について詳しく説明していきたいと思います。

外壁塗装を検討している、興味がある方などは、ぜひ最後まで読んでみてください。
少しでも知識が増えれば、今後の外壁塗装の際の安心感が違うと思いますので、いっしょに見ていきましょう。

そもそもプライマー塗装とは?

プライマー塗装の「プライマー」とは、英語のプライマリーからきていて、「最初の」「1番目」という意味を持っています。

外壁塗装の塗装工程は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本とされています。
この工程の中で、はじめにおこなう塗装を下塗りといい、プライマー塗装といいます。

また、コーキングの打ち増しや打ち替えの際も、コーキングを充填する前にまずプライマー塗装をおこなうことが一般的です。

プライマー塗装が持つ役割

プライマー塗装の主な役割は、経年劣化してしまった既存の外壁(古い塗膜)とこれから塗装する塗料の密着性を高めることです。

つまり、接着剤のような役割で、職人は、上塗りに使用する塗料との相性を考えて、プライマーを選んでいます。

また、プライマー塗装には、経年劣化してしまったサイディングなどの下地の状態を均一にするという役割もあります。
最大限の効果を発揮させるためにも、サイディングの状態や塗装する下地の種類に合わせて、プライマーを選ぶことが重要とされています。

プライマー、シーラー、フィラーの違い

外壁塗装の下塗りで用いられる塗料は、プライマーだけでなく、シーラーやフィラーという塗料があります。

シーラーは下塗りで使用する塗料なので、プライマーと同一視される場合があります。

シーラーの語源は、「シール」であり、接着する、覆う、などの意味があります。
そんなシーラーの主な役割は、古い下地と新しい塗料の密着性を高めることであり、プライマーと同じです。

しかし、プライマーは下地が金属系の塗装で使われることが多いのですが、シーラーはサイディングやコンクリート、モルタル外壁に使われることが多いのが特徴です。

最後のフィラーには、「充填する」「詰め物」といった意味があります。
フィラーの主な役割は、経年劣化した下地に発生した凹凸に充填して、下地を均一にすることです。
さらに、小さなひび割れなどの隙間を埋めるためにも使われます。

プライマー、シーラーと同じく下塗りで使用する塗料ですが、これらと違ってサイディングに使われることはありません。

プライマーは大きく分けて3種ある

外壁塗装で使用するプライマーは、大きく3種類に分けられます。
それぞれ、建物の経年劣化の状態や、使用する素材によって適切なものが異なります。

ここからは、そんな3種類のプライマーについて紹介していきます。

水性プライマー

水性プライマーは、シンナーなどの有機溶剤を使用しないため、環境に優しいといわれています。

水性で、塗料独特のニオイが少ないため、室内での塗装にも使われることがあります。

しかし、既存のサイディングなどへの浸透性が油性プライマーと比べると低いので、経年劣化があまり進んでいない建物に使用されることが多いです。

油性プライマー

油性プライマーは、少し先述したように水性プライマーよりも浸透性が高いため、経年劣化が進んでいる建物に使用されることが多いです。

経年劣化が進んでいる下地の場合、プライマー塗装を繰り返しおこなうことが大切です。
そこで、油性プライマーは乾燥時間が30分から1時間ほどと短いため、作業効率が上がるとされています。

しかし、油性プライマーはシンナーなどの有機溶剤を使用しているため、ニオイが水性プライマーと比べると強いです。

そのため、室内の作業には不向きで、屋根などの劣化が激しい場所に使用されることが多いです。

機能性プライマー

機能性プライマーはプライマーに機能性を持たせた塗料です。
一例として、「防錆プライマー」や「浸透性プライマー」などが挙げられます。

「防錆プライマーは」古い下地と新しい塗料との密着性を高めるというプライマー本来の役割だけでなく、鉄部のサビを防止する機能も備えているものです。
そのため鉄部の下塗りに使用されます。

塗装する鉄部がすでにサビている場合は、サビを撤去してから塗装するのが基本です。
しかし、現在では、サビの上からそのまま塗装できる商品も開発されています。

「浸透性プライマー」は、油性プライマーよりも浸透性の高い塗料です。
内部にまでしっかりとプライマーと浸透させることができるので、コンクリートなどの塗装に使われます。

プライマー塗装をしないとどうなる?

冒頭で説明したように、プライマー塗装は、塗装工事のはじめにおこなう重要な工程です。
外壁塗装の最終的な仕上がりに大きく影響するため、プライマー塗装をしなければ、さまざまな不具合の原因になるとされています。

ここからは、そんなプライマー塗装をしない場合のリスクについて説明していきます。

塗膜の密着度の低下

先述の通り、プライマー塗装には下地と塗料との密着性を高めるという役割があります。

言い換えれば、そのプライマー塗装をしなければ、既存の下地と新しい塗料の密着度が下がるというリスクが発生します。

また、プライマー塗装をしていても、下地に合わないプライマーならば、塗膜の密着不良が発生してしまうおそれがあります。

塗膜の密着度が下がると、せっかく塗装をしたとしてもすぐに塗膜の剥がれや浮きなどが発生してしまう可能性が高くなります。

結果、メンテナンス頻度が上がる、下地の状態が悪くなる、などさらにコストがかかることにつながります。

仕上がりが悪くなる

プライマー塗装には、塗料の吸い込み止めという機能があります。
この機能により、経年劣化により凸凹になった下地を均一にすることができます。

プライマー塗装をしないと、凸凹のままの下地に塗装することになり、外壁塗装の仕上がりが悪くなります。

経年劣化は、建物全体で一定に進行するわけではなく、場所や環境によって症状や状態の進み具合が違います。

このように塗装する場所によって劣化の進み具合が違うので、プライマー塗装の重要性が高いことがわかります。

発色が悪くなる

プライマー塗装をしないと、仕上がりの発色が悪くなるおそれもあります。

下塗りに使用されるプライマーは白色の塗料が多く、建物全体を下塗りの時点で同じ色に統一することができます。

建物全体の下塗りの色を統一することで、中塗り、上塗りの塗料の発色がよくなります。
プライマー塗装をしないと、建物の既存の塗料が透けて、思うような発色にならない場合があるのです。

まとめ

プライマー塗装について、しない場合のリスクなどを踏まえて隈なく説明させていただきました。

上記にあるように外壁塗装は、下塗りひとつとっても専門性が高くとても難しいものです。
そのため、知識と経験のある業者に依頼することをおすすめします。

2、3社ほど候補を絞り、相見積もりをとり、比較検討して信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

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