外壁塗装の保証っていつまで?適用条件など完全解説!

この記事の監修者

佐伯 明彦 (株式会社ソラ SOLA)

所有資格外壁診断士

外壁施工において構造性能や耐火耐久性能など外壁塗装をお考えの方に対して アドバイスをおこなっております。


外壁は、常に外的要因に晒されているので、劣化が早い部分です。
家の印象に大きく影響がある広い部分であり、大規模な工事で数十万~百万円くらいの高額な費用がかかる工事です。

そんな高額な外壁塗装工事ですが、行わずに放置しておくわけにはいきません。
放置しておくともっと高額な費用がかかるような状態になってしまう可能性大です。

費用がかかるけどしたほうがいいのなら、何かしらの保証があると嬉しいですよね。
今回は、そんな外壁塗装工事の保証について説明していきたいと思います。

最後まで読んでいただくときっと役に立つと思いますので、ぜひお付き合いください。

外壁塗装の保証がいくつあるか知っていますか?

外壁塗装には保証があります。
もちろん故意に外壁を傷つけたときは対象外になりますが、初期工事のときに問題が発生している場合は、保証が適用されることがあります。

その保証ですが3種類あるので、それぞれどのようなものなのかを説明していきます。
いっしょに見ていきましょう。

自社保証

塗装工事を施工した業者による保証のことです。
期間や内容も業者によって違うので、業者にしっかりと確認しておきましょう。

中には、保証期間が長いことを魅力として、実際の保証内容にほとんど意味がないものばかりであったり、他には業者が途中で倒産してしまう可能性もありますので、注意も必要です。

第三者保証

外壁塗装業者が加盟している団体や組合の保証です。
通常、外壁にトラブルが起こったときは、契約した業者の保証が適用されるのですが、上記でも少し書いたように、業者が倒産してしまった場合などは、この第三者保証が適用されることがあります。

塗装業者に代わり、最長で5年も保証を行っている団体もあるため、工事を業者に依頼する際には、団体に加盟しているのか、どのような保証内容なのかどうかを確認することをおすすめします。

メーカー保証

塗料メーカーによる保証です。

実は、メーカー保証はマンションのような大規模な建物には付いているのですが、戸建て住宅にはつかないということがほとんどです。

なぜなら、大規模な建物はメーカーの調査員が現場に派遣される場合がありますが、戸建てになると施工過程や施工品質をメーカーが管理できないからです。

大手損害補償会社と締結して、戸建てに対して3年の保証を付けているメーカーもありますが、このケースは非常に稀です。
そのため、メーカー保証を頼りにするよりも、しっかりとした保証内容を提案してくれる信頼できる業者を探すことをおすすめします。

一般的な自社保証の期間や内容とは?

外壁塗装工事を依頼する業者を見つけて、保証内容もしっかりと確認できたのはいいものの、それが妥当なものなのかわからない。

といった不安が頭に浮かんでくると思います。
そこで業者によって内容が違ってくる自社保証の一般的な相場を見てみましょう。

塗料 保証年数
フッ素塗料 5年
ウレタン塗料 5年
アクリル塗料 3年
シリコン塗料 5年
ポリウレタン塗料 3年
遮熱塗料 5年

これは、営利の関係ない団体が提示している塗料の保証年数です。
そのため、本来の塗料の保証期間の基準として考えることができます。

業者によっては、「10年保証」「15年保証」など長期の保証期間を設けているケースがありますが、その場合は保証される条件が明記されているか、保証書を発行してくれるかを確認するようにしてください。

外壁塗装が保証される条件4つ

どんな保証にも、適用されるまでにはクリアしないといけない条件があるものです。
外壁塗装に関してはこれから説明させていただきます4つの条件が保証書に明記されているか確認するようにしましょう。

保証期間内に申告する

トラブルに気づいたとしても、保証期間が切れていると適用外になることもあります。
塗料や工事の種類によっては、保証期間が異なることがあるため、確認を怠らないようにしましょう。

保証対象箇所であること

外壁塗装工事で発生したトラブルだとしても、発生箇所によっては補償対象にならない可能性があります。

もしも養生をきちんとできていなかったために、屋根に塗料がかかってしまったとします。
工事が終了してすぐに気がついて、直してほしいことを伝えるとすぐに対応してくれることがほとんどでしょう。

しかし、工事終了から時間が経過していたら、外壁部分の保証期間内だとしても、屋根部を補償してくれない可能性もあります。

トラブル状況が保証対象内であること

塗装が剥がれていると保証してもらえるけれど、変色している場合は対象外になることがあり、トラブルの状況で保証範囲が変わることがあります。

変色は経年劣化として扱われてしまうことが多く、業者によっては保証適用外にしているところが多いです。

塗装業者がトラブルの原因であること

契約者が故意や過失によって外壁を傷つけてしまった場合、子供がいたずら書きをしたなどは保証適用外になります。

地震や災害などの不測の事態で外壁が破損してしまった場合も残念ながら対象外になります。
あくまでトラブルの原因が塗装業者にあるときのみです。

まとめ:優良業者を探すことが保証を受ける第一歩

外壁塗装工事の保証請求は、契約者自らで行うことができます。
しかし、塗装の知識もある程度持ち合わせていないと難しい部分もあると思います。

さらに、悪徳な業者なら最初から保守が付いていないこともあるため、業者選びは慎重にするべきです。
そんな保証のことで頭を抱えてしまわないためにも、素人にもわかりやすく保証内容をきちんと説明してくれる優良業者を探しましょう。

保証が必要なときに補修工事を快諾してくれることも大切ですよね。
とにかく誠実さが重要になってくることは間違いないため、業者に依頼する際は焦らずにしっかりと時間をかけることをおすすめします。

あなたが安心して日々の暮らしを過ごすためにも、信頼できる業者と巡り会えることを望んでいます。

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