知っておいて損なし！付帯部の塗装工事費用と相場 | 知恵袋のような質問・口コミ投稿サイトなら外壁塗装の知恵ノート

外壁塗装工事の依頼を考えていて、外壁塗装について色々と調べていると「付帯部」という言葉を目にしたことがあると思います。

付帯部とは、雨戸や雨樋といったメジャーなものから、破風板や鼻隠しなど、あまり馴染みのないものまでたくさんあります。

あまり気にしたことが無い方も多いと思いますが、各箇所の名前や工事費用を知っておいて損はありません。
むしろ知っておくとお得なことがあるかもしれません。

ということで、今回の記事は、付帯部の名称と費用相場について説明していきます。

たくさんある付帯部の各名称

外壁や屋根にはたくさんのパーツがついています。

それらのパーツをまとめて「付帯部」と呼びます。

雨樋を雨戸なども付帯部でこれら2つは誰もが名前を知っているメジャーな付帯部です。
毎日目にする玄関ドアや窓サッシも、外壁塗装においては付帯部に分けられます。

その他、破風板や鼻隠しなど、あまり聞きなれていなく、どの部分かもわかっていないマイナーな付帯部もあります。

それぞれの部分がどこにあるのか？
そして、なぜ設置されているのか？

その理由を理解しておくことで、付帯部の塗装の重要性も理解しやすくなるので、ここから一緒に見ていきましょう。

どうして付帯部の塗装が必要なのか

付帯部の塗装は重要です。

なぜなら、付帯部の多くが建物の防水性を司っているからです。

外壁や屋根を念入りに塗装したとしても、付帯部の劣化をそのままにしておくと建物の防水性はいっこうに上がりません。

塗装後の美観も損なわれたままとなってしまいます。

付帯部も塗装して劣化を防止しよう

たとえば雨樋の破損をそのままにしておくと、屋根からの雨が外壁に直接あたってしまい、外壁の塗膜の劣化を進めてしまいます。

雨がまとめて排水されなくなり、隣家などに飛散してしまう可能性もあります。

また破風板や鼻隠しといった屋根の周囲に設置されている板が腐って劣化すると、屋根の内部に雨水が浸入するようになってしまい雨漏りの原因になってしまいます。

あとは、雨水が当たらないからと放置されがちな軒天です。
見た目で重要性が低そうと判断してしまいがちですが、台風や強風と伴う大雨で腐食してしまっている場合もあり、放置すると外壁への漏水が起こってしまうかも。

付帯部の多くは建物の防水性を維持するためにかなり重要な部分なのです。

鉄部の補修も安全性のために重要

付帯部塗装で忘れてはいけないのが、鉄部です。

付帯部には、金属製のものがいくつかあります。

鉄部は、普段は塗装で表面が保護されているのですが、塗膜の劣化が進むとサビが発生してしまう可能性があります。

サビを放置しておくと、腐食が進み部材そのものに穴をあける恐れがあります。

耐久性も防水性も損なわれ、手すりや鉄骨階段など重量がかかる部分では、大きな事故の原因にもなりかねませんので補修は必須です。

付帯部も同時に塗装すると仕上がり抜群

外壁や屋根を塗装してピカピカになったとしても、付帯部がそのままだとそこだけ余計に目立ってしまいます。

時に、雨戸や窓サッシなどは目につく場所にあるので、非常に目立ちます。

美観を損なわないためにも、外壁や屋根と一緒に付帯部も塗装することをおすすめします。

付帯部の相場費用を知ろう

付帯部塗装の費用相場を見ていきましょう。

付帯部の種類によっては、単位が㎡のものと、メートルにしているものがあります。

付帯部の塗装が含まれているか見積もりをチェックしよう

付帯部の塗装は、外壁塗装の中でも欠かせない工程です。

悪徳業者は、施主に外壁塗装の知識がないと考え、付帯部の塗装を省略して手抜き工事の見積書を作成してくることもあります。

業者から提出された見積書を確認するときは、付帯部塗装の項目があるかどうかをチェックするように気を付けてください。

付帯部の名称が見積もりにあるかどうか

業者によって見積書の作り方や形式は違ってきます。

ですので、見積書に「付帯部塗装」と書いてある業者もあれば、付帯部の各名称をひとつずつ書いてある業者もあります。

見逃してはいけないのは、「その他」と書かれてある見積書です。

あと一式のように、詳細が書かれていない見積もりでは、付帯部塗装がどこまでなのかがわかりません。

あいまいな表記の見積書が提出された場合は、どこまで作業をしてもらえるのか業者に必ず確認するようにしましょう。

付帯部の量は家によって違う

設置されている付帯部の量や種類は家によって違います。

もちろん塗装や補修が必要なくらい劣化が進んでいるかどうかも現場によります。

なので、絶対に付帯部塗装が行われる箇所を断言することはできません。

では、どこまで付帯部塗装が必要かは、相見積をとって判断するようにしてください。

3社ほど相見積をとって、すべての社が記載した付帯部は必ず塗装が必要になってくると考えてもらって大丈夫です。

2社が記載した付帯部は、業者と一度相談してみるなどして決めてみてはいかがでしょう。

1社しか記載していないものも必要ないかもしれませんが、各社に相談して決めてみる選択肢ができるので、相談してみることをおすすめします。

正しい工程で付帯部の塗装がされるか

外壁塗装は、塗装をする前に塗装面の状態を万全にしておく下地処理がかなり大切です。

下地処理を念入りにせず、塗装を行っても汚れや劣化によって塗料が密着しないので、塗料が正しい効力を発揮できなかったり、耐用年数が落ちてしまったりします。

下地処理が大切なのは付帯部も同じなので、「ケレン作業」「ひび割れ補修」「下塗り」のいずれかが付帯部塗装の工程に含まれているか確認するようにしましょう。

どれかが含まれていると下地処理が適切に行われていると考えて大丈夫です。

素材に合った塗料が選ばれているか

塗料には相性があります。

ほぼすべての素材に対応できる塗料もありますが、金属、プラスチックなどには塗装ができない塗料も存在します。

素材と相性のよい塗料を使用してもらうこともかなり重要になります。

もしも相性の悪い塗料を使用してしまうと耐久性が低く塗料としての能力を最大限に発揮できません。

鉄部や木部など塗料の種類が限られる素材には特に注意するようにしてください。

一般の方が見積書を見ただけで適切な塗料が使用されていると判断するのは非常に難しいので、使用される塗料をメーカーのホームページで確認するか、不安ならば業者に確認するようにしてください。

見積書に詳細な塗料名が記載されていない場合は、記載してもらうようお願いしましょう。

まとめ：付帯部も丁寧に塗装してもらおう

付帯部は目立たないものも多いけれど、建物にとっては重要なパーツです。

家を守るためには、付帯部も外壁や屋根同様にしっかりと塗装しなければなりません。
外壁や屋根と同じタイミングで塗装してもらうのがベストだと思います。

ですので、付帯部もきちんと塗装してくれる信頼のおける業者を見つけることから始めてはいかがでしょうか。

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